海風に誘われて廃墟。 潮風は建物を錆という名の物質に変える。 痛み始めた海辺の宿を見てみよう。 捨てるに捨てられない物。作る時には考えない事にするもの。 板を打ちつけて侵入を阻んだが、DQNはこれをも破って侵入していた。 海水が建物の中まで入ってきたことがあったようだ。どうやって? カギは付いてるが、DQNはドアを壊して侵入していた。 簡素な客室。トイレ・風呂共同。 湿度によってブヨブヨになる襖や天井。YOCHIが泊まった現役旅館にもあった。 アットホームなカウンターでは、海水浴に来た青年たちを明るく迎えた。 厨房はどこでもステンレスパラダイス。 内部は少し荒らされていたり・・・ 穴だらけにされたりしていた。DQNの無駄な破壊パワー。発電に使ったらどうか。 出っ張りすぎな洗面台に、便器もタジタジ。 風呂は小さいが湯船が二つあった。 ボイラーも二つ。お湯たっぷり。 ランチ580円。遠慮せずに600円にしとけばよかったのに。 一部屋だけ、窓を開けると祠が見えるところがあった。守らなかった祠。さようなら。
|